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鳩対策・鳥害対策事業ブログ

鳩が嫌がるもの|物流倉庫で効く対策と市販グッズの限界

物流倉庫で鳩を見かけるようになると、「鳩が嫌がるものを置けば追い払えるのではないか」と考える方も多いのではないでしょうか。

一般的に、鳩が警戒するとされるものには、強いにおい、大きな音、光を反射するもの、天敵を模した模型などがあります。

しかし、物流倉庫に侵入している鳩や、梁・庇をねぐらにしている鳩は、その場所に強く執着している可能性があります。簡単な対策では慣れてしまい、しばらくすると戻ってくるケースも少なくありません。

物流倉庫で重要なのは、単に鳩が嫌がるものを置くことではなく、鳩が「侵入できない」「着地できない」「巣を作れない」環境をつくることです。

この記事では、倉庫で鳩が嫌がるものを使った対策をお探しの方に向けて、市販グッズの効果と限界、被害レベルに合わせた対策の選び方、物流倉庫で効果的な専門対策と費用の目安を解説します。

工場・倉庫全体の鳩対策については工場・倉庫の鳩対策|侵入・糞害・営巣を防ぐ法人向け対策ガイドで、物流倉庫の対策と費用については鳩撃退で生産性と信頼を守る実践ガイド【物流倉庫向け完全対策】で詳しく解説しています。

鳩が嫌がるものとは

鳩は周囲の変化に敏感で、見慣れない物、突然の音、強い光やにおいなどを警戒します。鳩が嫌がるものとして、一般的に次のような対策が知られています。

  • 強いにおいを発する忌避剤
  • 大きな音や鳥の警戒音
  • キラキラと光を反射するテープ
  • カラスやフクロウなどの模型
  • 超音波装置
  • 防鳥スパイク
  • 防鳥ワイヤー
  • 電気ショック式防鳥設備
  • 防鳥ネット

これらはすべて同じ効果を持つわけではありません。一時的に鳩を警戒させるものと、鳩が物理的に侵入・着地できない状態をつくるものに分けて考える必要があります。

種類 主な例 物流倉庫での効果
一時的に警戒させるもの 忌避剤(におい)、音、反射テープ、天敵の模型、超音波装置 被害の初期や補助的な対策として使える。時間がたつと慣れられやすい
物理的に止めるもの 防鳥ネット、防鳥スパイク、防鳥ワイヤー、電気ショック式防鳥設備 侵入・着地そのものを防ぐため、長期的な再発防止につながる

鳩が嫌がる「におい」|忌避剤

鳩は、刺激の強いにおいや慣れていないにおいを警戒することがあります。市販の鳩用忌避剤には、固形タイプ、ジェルタイプ、スプレータイプなどがあります。

忌避剤が向いている場所

  • 鳩が時々休憩する程度の場所
  • 被害が発生し始めたばかりの場所
  • 狭い範囲の手すりや窓枠
  • 補助的な対策を行いたい場所

ただし、物流倉庫では取り扱う商品への影響に注意が必要です。食品、医薬品、化粧品、精密機器などを扱う倉庫では、強いにおいや薬剤成分が使用できない場合があります。使用する場合は、商品や作業環境への影響を確認しなければなりません。

また、風通しのよい搬入口や広い倉庫内では、においが拡散し、十分な効果を維持できないことがあります。食品を扱う施設の鳩対策は、【食品工場専用】鳩を追い払う方法|HACCP・監査対策として必須の鳥害防止対策とは?でも解説しています。

鳩が嫌がる「音」

鳩は突然の大きな音や、天敵・仲間の警戒音などに反応する場合があります。しかし、同じ音が一定間隔で流れ続けると、鳩が「実際には危険がない」と学習する可能性があります。

物流倉庫では、フォークリフト、トラック、機械設備などの音が常に発生しています。そのような環境に慣れている鳩には、音だけの対策では十分な効果が得られないケースがあります。また、大きな音を使用すると、従業員や周辺施設への負担になることもあります。

鳩が嫌がる「光や動くもの」

反射テープ、CD、回転式の鳥よけなどは、光の反射や不規則な動きによって鳩を警戒させる方法です。設置直後は鳩が近づかなくなる場合もありますが、時間がたつと慣れてしまうことがあります。

倉庫の梁や庇に強く執着している鳩の場合、光や動きによる対策だけで完全に追い払うことは困難です。設置物が外れて商品や作業エリアに落下しないよう、安全面にも注意が必要です。

カラスやフクロウの模型は効果がある?

カラス、フクロウ、タカなど、鳩の天敵を模した模型も市販されています。しかし、模型が動かず、鳴き声や攻撃もない状態が続けば、鳩は本物の天敵ではないと判断する可能性があります。最初は距離を取っていても、時間がたつと模型の近くに鳩が止まることもあります。

設置場所や向きを頻繁に変えることで警戒心を維持できる場合もありますが、大規模な物流倉庫の鳩対策としては、補助的な方法と考えたほうがよいでしょう。

超音波による鳩対策は倉庫で使える?

超音波装置は、人には聞こえにくい音を利用して鳥を遠ざけることを目的とした設備です。ただし、倉庫内には壁、梁、ラック、商品などが多く、音が遮られる可能性があります。また、機種や設置環境によって効果に差が出ます。

鳩がすでに梁をねぐらや営巣場所として利用している場合、超音波だけで長期的な再発防止につなげるのは難しいことがあります。導入する場合は、効果を過信せず、物理的な対策と組み合わせることが重要です。

鳩が嫌がるものは時間がたつと慣れられる

鳩は警戒心が強い一方、周囲の状況を学習する能力があります。見慣れない物を発見すると最初は警戒しますが、危険がないと分かれば徐々に慣れていきます。

特に次のような鳩は、簡単な追い払い対策だけでは戻ってくる可能性が高くなります。

  • 倉庫内で夜を過ごしている
  • 毎日同じ梁に止まっている
  • 巣作りを始めている
  • すでに卵やヒナがいる
  • 長期間フンが堆積している
  • 複数の鳩が集まっている

鳩の被害が進行するほど、その場所への執着度が高まり、対策が難しくなります。

物流倉庫で最も効果的なのは物理的な対策

物流倉庫で長期的な効果を求める場合は、鳩が嫌がる音やにおいだけに頼るのではなく、物理的に侵入・着地できない環境をつくることが重要です。代表的な方法は次のとおりです。

対策方法 主な設置場所 特徴
防鳥ネット 搬入口・庇・吹き抜け・天井部分 鳩の侵入を物理的に遮断する
防鳥スパイク 梁・配管・看板・室外機 鳩が着地できるスペースをなくす
防鳥ワイヤー 梁・手すり・庇 鳩が安定して止まれない状態をつくる
電気ショック式設備 梁・屋根・庇・看板 微弱な刺激で危険な場所と学習させる
防鳥カーテン 搬入口・通路 倉庫の運用を維持しながら侵入を抑える
開口部の封鎖 換気口・屋根・外壁の隙間 侵入経路そのものをなくす

防鳥ネットで侵入させない

防鳥ネットは、鳩を物理的に遮断するため、物流倉庫で高い効果が期待できる対策です。搬入口、荷さばき場、吹き抜け、庇、屋根裏などを隙間なく囲い、鳩が倉庫内へ入れない状態をつくります。

ただし、物流倉庫への設置では、次の点を確認する必要があります。

  • フォークリフトやトラックの動線
  • シャッターや扉の動作
  • 排煙設備や消防設備への影響
  • 照明や空調設備の点検スペース
  • 強風や紫外線に対する耐久性
  • 商品や作業員との接触リスク

ネットと建物の間に隙間があると、そこから鳩が侵入するため、建物の形状に合わせた正確な施工が重要です。侵入口ごとの対策の選び方は、物流倉庫の鳩対策|侵入を完全に防ぐ方法とはで解説しています。

防鳥スパイクで着地させない

鳩が決まった梁、配管、庇、看板などに止まっている場合は、防鳥スパイクを設置します。防鳥スパイクは鳩を傷つけるためのものではなく、着地できるスペースをなくすための設備です。

鳩が止まっている場所だけでなく、施工後に移動する可能性がある周辺部分も確認して設置範囲を決定します。一部分だけに取り付けると、スパイクの横や隣の梁へ移動する場合があります。梁の対策は、倉庫の梁に鳩が止まる理由と防止方法で詳しく解説しています。

電気ショック式防鳥設備で学習させる

電気ショック式防鳥設備は、鳩が触れた際に微弱な刺激を与え、その場所を危険だと学習させる方法です。景観上ネットを張りにくい場所や、広い梁・庇などで利用されます。

継続的な効果を維持するには、設置後の動作確認や定期点検が必要です。建物の構造や被害状況によって、防鳥ネットやスパイクと使い分けます。

フン清掃と巣材撤去も重要

鳩対策設備を取り付けるだけでなく、フンや巣材を取り除くことも重要です。フンや羽毛、巣材が残っていると、その場所が以前から使用していた安全な場所であると鳩に認識される可能性があります。また、梁や床にフンが蓄積した状態では、衛生環境が改善されません。

対策工事では、必要に応じて次の作業を組み合わせます。

  1. 商品・設備・床面の養生
  2. フンの飛散防止処置
  3. フン・羽毛・巣材の回収
  4. 汚染部分の洗浄
  5. 状況に応じた除菌・消臭
  6. 防鳥設備の設置
  7. 施工後の点検

物流倉庫では商品への影響を防ぐため、作業範囲や清掃方法を事前に計画する必要があります。フン被害の影響については、工場や倉庫内での鳩の糞害(フン害)の問題点と改善方法|対策費用と再発防止もご覧ください。

市販グッズで改善しない場合はご相談ください

現地調査で、鳩の侵入口・止まり場所・被害レベルを確認し、倉庫に合った対策をご提案します。
現地調査・お見積りは無料です。

無料現地調査を依頼する
お電話:0120-939-982(平日9:00〜18:00)

物理的な鳩対策にかかる費用の目安

施工範囲・内容 費用の目安
シャッター開口部1か所:防鳥ネット 10万〜30万円
H鋼フランジ・梁全域:防鳥スパイク 30万〜80万円(大型案件は要相談)
屋上・パラペット:電気ショック 40万〜120万円
小規模(約400㎡):糞清掃+防鳥ネット 60万〜170万円

※糞の清掃・消毒は、防鳥施工とあわせて行います。
※倉庫の規模・高さ・作業方法によって変動します。正式な金額は現地調査のうえでお見積りします(現地調査・お見積りは無料)。

市販グッズは1つあたりの価格は安くても、交換や買い足しを続けるうちに被害が広がり、結果的に高くつくことがあります。規模別の費用は、鳩撃退で生産性と信頼を守る実践ガイド【物流倉庫向け完全対策】でご覧いただけます。

鳩の被害レベルに合わせて対策を選ぶ

鳩対策は、被害の進行状況によって必要な方法が異なります。

被害レベル 状態 検討する対策
レベル1 時々飛来する 清掃、餌の除去、止まり場所の点検、忌避剤などの補助的な対策
レベル2 決まった場所に止まる 防鳥スパイク、ワイヤー、電気ショック式設備
レベル3 ねぐらとして利用する 侵入口の封鎖、防鳥ネット
レベル4 巣を作っている 専門業者・行政への相談(法令に沿った対応)

「鳩が嫌がるもの」で効果が期待できるのは、レベル1の段階までと考えておくとよいでしょう。

被害レベル1:時々飛来する

倉庫周辺や屋根に、時々鳩が飛来する段階です。清掃、餌となるものの除去、止まり場所の点検など、早期の環境改善が有効です。

被害レベル2:決まった場所に止まる

搬入口の庇や倉庫内の梁など、同じ場所へ繰り返し飛来する段階です。防鳥スパイク、ワイヤー、電気ショック式設備など、着地を防ぐ対策を検討します。

被害レベル3:ねぐらとして利用する

夜間も鳩が残り、フンの量が増えている段階です。鳩の執着度が高くなっているため、侵入口の封鎖や防鳥ネットなど、物理的な対策が必要です。鳩がどこから入っているかの調べ方は、物流倉庫に鳩が侵入する原因と対策で解説しています。

被害レベル4:巣を作っている

巣、卵、ヒナが確認される段階です。この状態では自己判断による撤去は避け、法令に沿った対応が必要です。鳩を含む野生鳥類やその卵は、鳥獣保護管理法によって保護されています。許可なく卵を撤去したり、ヒナを捕獲したりすることはできません。専門業者や関係行政機関へ相談してください。

物理的な対策で解決した倉庫の事例

弊社グループが運営する専門メディア『鳩対策ソリューションズ』では、防鳥ネットで鳩被害を解決した倉庫の事例を紹介しています。

市販グッズを使用するときの注意点

市販の鳩対策用品を物流倉庫で使用する場合は、次の点を確認しましょう。

  • 商品や原材料ににおいが移らないか
  • 薬剤が作業環境に影響しないか
  • 設置物が落下する危険はないか
  • 消防設備や照明を妨げないか
  • フォークリフトや車両と接触しないか
  • 定期的な交換や管理が可能か
  • 鳩が別の場所へ移動していないか

家庭用の商品を大規模倉庫へ大量に設置しても、建物全体の被害を解決できるとは限りません。費用をかける前に、侵入口、飛来数、ねぐら、営巣の有無を確認することが大切です。

物流倉庫の鳩対策でよくある質問

Q. 鳩が最も嫌がるものは何ですか?

鳩によって反応は異なるため、すべての鳩が必ず嫌がる音やにおいはありません。物流倉庫で長期的な効果を求める場合は、鳩が嫌がる刺激よりも、防鳥ネットやスパイクなどによって「侵入できない・着地できない状態」をつくることが重要です。

Q. 忌避剤だけで鳩を追い払えますか?

被害の初期段階では効果が期待できる場合がありますが、すでにねぐらや営巣場所として利用されている場合は、忌避剤だけでは戻ってくる可能性があります。

Q. 防鳥ネットとスパイクはどちらが効果的ですか?

広い開口部や天井空間への侵入を防ぐ場合は防鳥ネット、梁や庇など特定の着地点を防ぐ場合はスパイクが適しています。現場によっては、両方を組み合わせる必要があります。

Q. 倉庫を稼働させたまま施工できますか?

現場の状況によっては可能です。入出荷時間、フォークリフトの動線、高所作業車の配置、商品の養生などを確認し、業務への影響を抑えた施工計画を立てます。

Q. 施工後に鳩が戻ってきた場合はどうなりますか?

サンクトラストジャパンでは、施工後の再発防止保証として5年保証をご用意しています。保証の詳しい条件はお見積り時にご説明します。

鳩が嫌がる環境ではなく「利用できない環境」をつくる

物流倉庫の鳩対策では、「何を置けば鳩が嫌がるか」だけを考えると、対策が一時的なものになりやすくなります。本当に重要なのは、次のような環境をつくることです。

  • 倉庫内へ侵入できない
  • 梁や配管に着地できない
  • 庇や屋根で待機できない
  • 巣を作れる隙間がない
  • 餌や水を得られない
  • 防鳥設備が継続して機能している

この状態を維持することが、物流倉庫で最も現実的な再発防止につながります。

物流倉庫の鳩被害はサンクトラストジャパン株式会社へ

サンクトラストジャパン株式会社では、物流倉庫・工場・商業施設などの鳩対策工事を行っています。現地調査で鳩の侵入口、止まり場所、移動経路、フンの堆積状況を確認し、建物と被害レベルに合わせた対策をご提案します。

  • 防鳥ネットの設置
  • 防鳥スパイクの設置
  • 電気ショック式防鳥設備
  • 搬入口・庇・梁の鳩対策
  • 鳩のフン清掃・除菌(防鳥施工とあわせて実施)
  • 既存防鳥ネットの補修・張り替え
  • ロープアクセスによる高所作業
  • 高所作業車・ローリングタワーを使用した施工

ビルメンテナンスの経験を生かし、施工品質だけでなく、商品の養生、清掃、安全管理にも配慮して作業します。施工後は5年保証をご用意しています。

まとめ

鳩が嫌がるものには、におい、音、反射物、天敵の模型、忌避剤などがあります。これらは一時的に鳩を警戒させる可能性がありますが、同じ刺激が続くと慣れられてしまうことがあります。

物流倉庫で長期的な効果を求める場合は、防鳥ネット、防鳥スパイク、電気ショック式防鳥設備などを使用し、鳩が物理的に侵入・着地できない環境をつくることが重要です。

鳩の数やフンが増える前に、侵入口と被害状況を調査し、適切な対策を実施しましょう。物流倉庫の鳩対策・現地調査は、サンクトラストジャパン株式会社へお気軽にご相談ください。

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